【レポート】10月10日に第二寺島小学校で歌づくりを行いました!

今年度、小学校2校ではアニメーションのテーマソングを制作することに。音楽家・赤羽美希さんと打楽器奏者・正木恵子さんによる音楽ユニット「即興からめーる団」にご協力いただき、歌詞もメロディーもゼロから生み出すオリジナルの歌づくりワークショップを行いました!

第二寺島小学校ではオープニングに流れる曲を制作しました。歌のテーマは「未来(未来スタジアム)」。「『未来』ってどんなイメージ?」「『未来スタジアム』ではどんなことが起こるだろう?」といった質問を、事前に子どもたちに考えておいてもらい、ワークショップ当日を迎えました。

はじめは緊張していたという子どもたち。初めての歌づくりのため、「どんな歌にしたい?」という即興からめーる団の問いかけにすぐにはイメージがわかない様子でしたが、そのうち「ノリノリ」や「楽しい」といった意見が出てきました。「未来」のイメージを尋ねると「わからない!」という素直な声も。それが「未来はわからない」というキーワードになり、歌詞にも取り入れられました。
未来にあったらいいなと想像するものや、未来にやってみたいことなどについてキーワードがたまってきたところで、いよいよ歌詞づくりへ。「未来トンネルをぬけたら そこには未来スタジアム」というフレーズからスタートする、オープニングにぴったりの歌詞ができていきました。

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歌詞が少し決まったら、次はメロディー。メロディーにも一人ひとりから出た意見を反映させてつくっていきます。中には即興で考えたメロディーをすらすらと歌って発表してくれる子も!なかなかアイデアが出ないときは、音を上げたいか下げたいかというシンプルな希望を出してもらい、その音をきっかけにメロディーを思い浮かべたりもしました。じっくりつくる過程では、ひかえめだった子が手を挙げて意見を伝えてくれたり、好きなものについて積極的に話してくれるようになったりと、徐々に気持ちがほぐれていく様子も見られました。

ワークショップの最後にはできたばかりの歌をみんなで歌って録音。まだ覚えきれていないところもありましたが、最後の「はじまるよ!」というコールの迫力のある声には子どもたちのパワーがあふれていました。こうしてわくわくするような気持ちやまっすぐな願いがつまったオリジナル曲が完成!次の録音本番に期待がふくらむワークショップとなりました。

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(写真:冨樫実和)