みんな北斎プロジェクト「アニメですみだ!」は、
障がいのある人もない人も、
みんなでチカラ­を合わせてひとつのアニメ作品をつくるプロ­ジェクトです。

2019-20年のテーマは
『未来スタジアム』!

子どもたちがなりたいじぶんを考え、歌や絵やコトバで表現して、未来に向かって宣言するアニメーションです。アートの前では障がいのある人もない人も同じ。アニメーション制作を通して、表現することのよろこびを見つけましょう!
プロジェクトの監修は漫画家のしりあがり寿さん

しりあがり寿さんがやってきたのは墨田区の特別支援学級。「宇宙に浮かぶ未来スタジアムは、未来を共に生きる仲間たちが集まる場所。5年後、10年後、どんな自分になりたい? どんな未来をつくりたい? ひとりひとりが思い描いたキャラクターに変身! 個性がキラキラ輝く夢を宣言してゆく」そんなアニメの原案をみんなに語りはじめました…

墨田区の小学校で、未来をテーマにした歌詞とメロディをみんなで考え、アニメのオープニング&エンディング曲をつくりました。録音ではみんなで一緒に大合唱♪

墨田区の中学校で、自分たちの夢を表現するオリジナルキャラクターの絵やセリフを考えました。アニメのセル画を描く方法で透明なシートに描きます。初めての体験にドキドキ♪

障がいのある人もない人も参加するワークショップで、「未来の自分」をキーワードにマイキャラやアニメの素材になるオブジェ制作、声援の録音などをしました。親子連れや高齢の方まで手軽に楽しめるワークショップは大賑わいでした。

みんながつくってくれた素材をもとに映像制作のプロがアニメに編集。いきいきと動き出し夢を宣言してゆくキャラクターたち、心暖まる主題歌。アニメですみだ!『未来スタジアム』は、こちらのサイトからYouTubeでご視聴ください。

<テーマ曲>

子どもたちが音楽ユニット即興からめーる団と未来や夢について考えながら作詞作曲したアニメのオープニング・エンディング曲。

オープニングテーマ曲「みらいスタジアム」

作詞/作曲/歌唱:墨田区立第二寺島小学校の児童たちと即興からめーる団

楽譜を見る
エンディングテーマ曲「みんなのゆめ」

作詞/作曲/歌唱:墨田区立隅田小学校の児童たちと即興からめーる団

楽譜を見る

<キャラクター紹介>子どもたちが未来の「なりたい自分」をイメージして作ったオリジナルキャラクターたち。
※キャラをクリックすると詳細がご覧いただけます。

<監修>漫画家 しりあがり寿ことぶき

1958年静岡市生まれ。1981年多摩美術大学グラフィックデザイン専攻卒業後キリンビール株式会社に入社し、パッケージデザイン、広告宣伝等を担当。1985年単行本『エレキな春』でマンガ家としてデビュー。パロディーを中心にした新しいタイプのギャグマンガ家として注目を浴びる。1994年独立後は、幻想的あるいは文学的な作品など次々に発表、新聞の風刺4コママンガから長編ストーリーマンガ、アンダーグラウンドマンガなど様々なジャンルで独自な活動を続ける一方、近年では映像、アートなどマンガ以外の多方面に創作の幅を広げている。代表作に『真夜中の弥次さん喜多さん』『弥次喜多 in DEEP』等。

<特別協力>即興からめーる団

音楽家・赤羽美希と打楽器奏者・正木恵子の二人組音楽ユニット。うたづくりや音あそびのワークショップ、コンサートなど幅広く活動中。アニメ「未来スタジアム」ではオープニング曲・エンディング曲の作曲ワークショップを行った。http://improkarame.blogspot.com

「みんな北斎プロジェクト」とは

すみだ北斎美術館の開館記念プロジェクトとしてスタートし、北斎が生きたすみだから新しい障害者アートの波を起こそうと、全国障害者アート公募展「みんな北斎」を開催しました。
2017年からはワークショップで生まれた作品を素材にアニメーションを制作。今年度は第3作目となります。
墨田区内のさらなる気運醸成と、障害のある人が区内で文化・表現活動できる機会を増やし、活躍の環境と循環をつくることを目的に活動しています。